刹那的に生きたい

好きなことと思ったことをだらだら書きつづる雑記ブログ

天気の子を観たよという話

 

ボーイミーツガールっていうのは、ロマンだよね。

 

 

 

小学校高学年くらいの頃から、ラノベを読むのが好きでした。好きな声優さんつながりでアニメから入ったものの、元々活字が大好きだったから面白いぐらいずぶずぶといろんなラノベを読み漁った記憶があります。

あの頃一番好きだったのは「フルメタル・パニック!」で、「つづくオン・マイ・オウン」のあたりからしんどくなりすぎちゃって追うのをやめてしまいました。最後の最後は無事にハッピーエンドだったらしいけども。

あれは戦う男の子と護衛対象の女の子の「ボーイミーツガール」だけど、今回の二人はそんな劇的な感じじゃない。でもそこはかとなくロマンを感じる、ような気がする話でした。

 

こっからだいぶネタバレを含むので、ネタバレ踏みたくない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

 

主人公の帆高が出会った陽菜は局地的に雨を晴らすことができる女の子で、狂った天気を戻すためには彼女が生贄として天に召し上げられなければならない、っていうのが大筋でした。もうね、割とこの設定だけでちょっと胸熱。ラノベで育った人間としては大好物でした。

中学生が描きそうなベッタベタな「トクベツな」設定をこうも上手く物語として仕上げられるものなんだなぁと思ってちょっと感動しました。設定自体は物珍しいものじゃないけど、情景の描き方がすごく好き。雨とか、その中に浮かぶ東京の風景とか。主人公の動きはちょっと身勝手なとこがあったり優柔不断なとこがあったり周りが全然見えてなかったりイライラするとこもたくさんあるんだけど、16歳の男の子ってこんな感じなんですかね。16歳の男子高校生だった時代がないからよく分かりません。

そんな等身大(?)の帆高に比べて、陽菜ちゃんがすごくすごく「大人」に描かれてるような気がして、なんだかたまらなくなる瞬間がたくさんありました。実年齢を考えれば十分に庇護を受けて育つべきだし、小学生の弟があれだけしっかりしてるとは言え、年齢を誤魔化してまでバイト漬けで、でも行きずりの帆高を心配してハンバーガーを奢ってあげる甲斐性まである。自分勝手な理由(かどうかは結局分からなかったんだけど)で親の庇護下から飛び出した帆高と比べたら、やむを得ない事情で二人ぼっちになった姉弟がなんか……かわいそうで……。かわいそうっていう表現もアレですけど、ここの対比が苛立ちの原因かなと思いました。

中学生くらいの創作ってメインの人物に結構思い過去とか設定を乗せたがるんだけど、なんかそんな感じ。

 

拳銃を撃つあのシーン。

最初、腰を抜かして動けなくなった大人や帆高よりも一番に動いた陽菜ちゃんは、本当に強い子なんだろうな……と感じました。気丈な子に描かれすぎてる気もするけど、こういう作品の「女の子」っていうのはそういうもんです。「女性」だとちょっと違うのかな。

廃ビルに逃げ込んで啖呵を切ったはいいけど、割とすぐに帆高の元に戻ってきた陽菜ちゃん。ここ、同じ回を見てた大学生くらいの子たちも言ってたけど、なんであっさり戻ってきたんだろうな…と疑問でした。ほっぽり出してもいいはずなのに。もう十分帆高が罪悪感に苛まれて、反省しただろうって思ってくれたのかそれとも、やっぱり助けようとしてくれてありがとうっていう気持ちがあったのか。なんにせよ、ほんとに陽菜ちゃんが女神のように描かれていて、これ、見る人が見たらちょっと引いてしまうだろうなっていう場面がいくつもありました。なんか、女の子に夢を見てるなぁと思う。

最後に拳銃を構えたところ。陽菜ちゃんが否定した拳銃をあっさり手にしてしまうほど、帆高は追い詰められていたんだろうなぁと思いました。でもそれは自分の首を絞めることに他ならないんだけど、それでもそれ以外の選択肢が思いつかない。

「天気の子」はずっと、いろんな選択肢の中から、その選択肢を気付かせないほど自然に登場人物たちが選択肢を選んで織り重なってきた話、という感覚がちょっとありました。なんか他のブログでも読んだような気がするけど、大抵の物語もそうなんだけど、特にそれを強く感じたような気がします。本当はたくさんの選択肢がごろごろと転がっているはずなんだけど、「16歳」の「男子高校生」では他の選択肢に気づけない。「18歳」の陽菜ちゃんなら選び取れたかもしれない選択肢も、「15歳」の彼女には選ぶことができなかった。あれだけ聡明で賢い凪くんも、「小学生」だから掴み取れないものがたくさんあったはず。それに気付けているはずの「大人たち」は自分のことで精一杯で、他の可能性や選択肢から目を背けている。そんな感じ。そんな中で、「モラトリアム」である夏美が帆高を追手から引き離して道を繋いでくれるところ、あそこは本当に好きでした。

自分のためにしか選択肢を選べない大人と、誰かのための選択肢を選びたくても選ぶ力がない子どもの対比も、それはそれは苦しくてよかったなぁと思います。最後に帆高と陽菜ちゃんのための選択肢を選んでくれた須賀さんのところで一番涙腺が崩壊しました。2回観たけど、2回ともよかった。

 

「君」と「世界」のどちらを選ぶか、というのは結構創作の永遠のテーマであるような気がしています。オタクってそういうの好きでしょう。わたしは大好きです。

以前読んだ別の作品で、「世界のために君を失った」という話がありました。世界を守るために大切な女の子が犠牲にならないといけない、でもそれはなんとしてでも阻止したい。周りの力も借りながらなんとか助け出そうとした男の子は、あと一歩のところで女の子を守れずに死なせてしまうという話でした。それも一種のボーイミーツガールで、女の子自身も自分が助かることより、世界の平穏が続くことを願った話だった、ような記憶があります。

天気の子はそれとは真逆で、「君を失うくらいなら、世界なんて狂ったままでいい」という話でした。大抵のヒロインはこれを嫌がったりもするんですが、ようやく自分たちのための選択肢を選ぶということを覚えた陽菜ちゃんは、帆高と一緒にいることを選ぶんですよね。今まで自分のために祈ったことのほとんどなかった彼女だから、よかったような、よくなかったような、この世界に住む人のことを考えると、何が正解だったのかなぁと分からなくなります。

でも、世界のために犠牲になった大切な子を取り戻しに行くという話は、それはそれで燃えるものがありました。大抵の物語は一人が犠牲になって終わってしまうから、それでも取り戻したい、会いたい、っていうところが描かれていてよかった。絶望で終わらない。ここに、いい意味で帆高の子どもらしさと向こう見ずなところ、自分のために選択肢を選び続けてきた彼らしさが表れていると思います。

そして、狂った世界が描かれるところ。

水に沈んだ東京で、「世界の形を変えてしまった」と悩む帆高を、大人たちが軽くあしらうシーンがあって。「元通りになっただけだ」「世界は元から狂ってる」なんでもないことのように言うんですけど、誰か一人でもいいから責めてくれる大人がいてくれてもよかったのになって思いました。もちろん誰が信じてくれるというわけでもないんでしょうけど、ここで誰かに責められなければ、もしかすると次こそは選択肢を間違えてしまうかもしれない。帆高は自分の守る対象以外には無茶なことをする傾向があるから、この子もっかい警察に追いかけられるんじゃないのかなと心配になりました。大人って、結構大事な役割を担っていると思うんですが、事情を知ってる須賀さんですら、責めてはくれませんでしたね。

 

「僕たちは、大丈夫だ」で終わり、「君の大丈夫になりたい」という歌詞で締めくくられる天気の子。すごく不安定で、すごくちっぽけで、すごく懐かしくて羨ましくなるような話だったなぁと思います。雨に沈んでいく世界で生きていくしかなくて、自分たちがそうしてしまったという罪悪感はあるけれど、それでも、ここで生きていけるって、大丈夫だって、思えるのって羨ましいなぁって思いました。若さだね。それだけ真っ直ぐに大切にできる人がいるのって、いいよね。

 

 

 

ボーイミーツガールっていうのは、ロマンです。

必ずしも男女である必要はないんだけど、誰かと誰かが出会うっていうのは、世界が変わっていくきっかけの一つで、それが大きいか小さいかの違いだけで、毎日いくつもの出会いが世界を変えてるんじゃないかなぁと思います。

賛否両論あると思いますが、すごく面白かったです。梶くんリーゼントだったね!

 

おわり。

 

 

全力ではしゃいだ遠征の話

 

 推しCPの結婚式のために飛行機の距離の遠征に行きました。楽しかったです。

 というのが大体の趣旨なんですが、お土産持って次の日職場に行ったら「余裕だな~!羨ましい……」と口々に言われた程度には仕事は割と修羅場でした。事前にちゃんと片付けていったからね!推しの力って偉大。

 

 

 身内が主催するプチオンリーのスタッフとして行ったんですが、事前に見せてもらったグッズやら企画やらなんやらを改めて見て、愛が深いなぁとほっこりしました。やっぱりこういうイベントが行われるには、行動力と情熱を持った人がいないといけないんだよなぁ。

 開幕おつかい、それから自分の買い物。本部に戻って売り子を代わったり、荷物を片付けたり、くじの準備をしたりと裏方は結構大忙しでした。あれね、ほんとプチオンリーとかやる人たちってすごい。頭ずっとフル回転だったし、なんなら腰が痛かった。

 くじの開始直前なんて周りにたくさんスタンプラリーの台紙をもった人がいるもんだから、えっ……これってみんな仲間……???と思うときゅんとしました(?) この量さばけるんか? とも思ったけど、我ながら見事なさばきっぷりでした。最近ね、くじの開封動画を死ぬほどyoutubeで見てるからね、多分そのおかげです。わたしもくじ引きたかった。

 アフターは結構大所帯でパセラに行って、Blu-ray見たり、ご飯食べたりお酒を飲んだり主催にサプライズを仕掛けたり、推しの結婚式に合わせてケーキ入刀をしたり、それはそれは楽しかったです。初対面の方もいたんだけど、ほんとにはしゃいでごめんなさい。めっちゃ楽しかったです。ありがとうございました。

 

 というのが三連休の中日の話で、前後もめちゃくちゃ遊びました。前日は東京入りして池袋に行き、まず別ジャンルのカラ鉄ドリンクファイト。2種類を3回ずつ引いて、最後に最推しを2人とも引くっていう神がかった引きを見せました。あの瞬間のわたし、最高に輝いてた。ゾロ目も出せたし満足。

 走ってるイベが水族館だったこともあって、推しを想像しながら水族館に行ったり、プラネタリウムに行って爆睡したり(いやあれは寝る)、ゆるゆる体力を温存しながら牛タンの店へ。和牛サーロイン?寿司? あれはね、口の中で溶けます。3秒。牛タン一口食べたときも、「………????牛タンってこういうの……????」と今までの概念を覆されました。なんだあの肉厚。そりゃあ高いだけあるわ……。

 朝ご飯を早朝の空港で食べた後はドリンクファイトしかしなかったので、いきなり高級な肉を詰め込まれた胃はびっくりしてましたが、何はともあれ幸せでした。

 

 という2日間を過ごした後、最終日はディズニーシーへ。「体力どうなってんだ」「ハードスケジュールすぎ」「湿布どうぞ」とあらゆる方面から言われつつ開演1時間後くらいに現地入りしました。

 友人二人とシャトルバスに乗って舞浜まで送ってもらう間、なんか嫌な予感がして、

「……なんか……忘れて…………あっ」

バッグの中を掻き回してもチケットがない。確実にホテルの机の上だろうと踏んで、全然分からない土地で下ろしてもらいました。どこだここ。タクシー会社に電話しても配車できないとか言うし、いっそホテルまで歩いて戻るかと思った時にバスが来ました。

 ほんとはちょうど別のタクシー会社で配車ができたんですが、そっ閉じしてバスへ。ちゃんとキャンセルしたよ。ホテルに戻ったら案の定チケットあったんで、駅前でタクシー拾ってやっとこさシーへ。おっちゃんが死ぬほど飛ばしてくれたので、普通に入園前の二人と合流できました。重い荷物持たせてごめんな。二人が忘れ物したりスリッパ履いて出てきちゃったりした辺りで、なんかフラグが立ってる予感はしたんだよな。

 

 耳着けたり、ファストパスを駆使してアトラクションに思う存分乗ったり、お土産買ったりショーを見たりと、空港へのバスの時間ギリギリまでめいっぱい満喫しました。アクアトピアのびしょ濡れっぷりがハンパなかったのだけは語り継ぎたい。夏ってあぁなの? 顔面目掛けて盛大な水鉄砲を三回くらい喰らったんだけど、もうタオルが意味を為さなかった。水も滴る……とか言ってる場合でもなく、天気は悪かったんですけど、その時だけ少し太陽が顔を出してくれて本当にありがたかったです。夏のくせに気温は低めだったから、多分あのままだったら風邪引く人もいるんじゃないかな……。

 

 全然疲れてない!楽しかったね!またね!と別れたはいいんですが、帰りの飛行機の中でうたた寝をしてからずっしりと疲労が来ました。遠征って遠いしお金もかかるから、ついスケジュールを詰め込みたくなるんですよね。今回付き合ってくれた二人と、会ってくれた方全員に感謝の気持ちでいっぱいです。めっちゃ楽しかったよ。

 次の日の仕事でうっかり寝かけたので、次は体力つけてから行きたいです。

 

 

大千秋楽から、次へ

 

大千秋楽、ほんとよかった。余韻に浸りながら1週間が経ちました。日曜のソワレなんて見に行けない地方民だからもちろんライビュだけど、ライビュでも観れるだけ本当にありがたい。控えめに言って最高でした。次の公演も楽しみにしてます。

しぬほど笑うところもあれば、びっくりするくらい泣かせてくるようなところもあって、舞台って、生モノってずるいなあって思いました。生きてるもん。いや世界がちゃんと確立してるって意味では二次元も生きてるんだけど、毎公演同じ舞台なんてないんだから、ほんとに生きてるってすごい。そりゃあいくらでもチケット積みたくなるわけだ。

あの現場の空気が好きで、息を呑むような演技が好きで、表情豊かなキャラクターを生きる俳優さんたちの舞台に対する姿勢が好き。沼です。

円盤も予約して、サントラも予約して、早くもっかい見たいなあと思いながら、次のチケット戦争に向けて徳を積む毎日です。仕事に行く=徳を積むみたいな話を身内としつつ、こないだ発表された公演は倍率ひっどいんだろうなあと戦々恐々としています。

チケット戦争って、怖いよね。

 

 

二次元系のグッズを買って公式に落ちるお金なんて微々たるものだけど、俳優さんに直接貢げる(のかな?)ブロマイドという文化はありがたい。個ブロが一番推しにお金が入ると聞いて、それなりに事後通販で積むかと考えています。グッズ厨やめる話どこにいったんですかね。

前は割とお金に糸目をつけずにいろんなグッズに手を出していた感があるんですが、今はきちんと取捨選択できている、はずです。当社比。グッズより円盤にお金落とした方が公式に入るもんね。一人の力なんて微々たるモンでしょうけどね。

少なくとも同じ絵柄で複数手を出すのは絶対やめようと思って、新発売のものもなるべく見ないようにしています。SDは買うのやめようかな。でもアニカフェはこないだの絵で次弾が来たら通っちゃうだろうな……。

今まで集めた推し以外の子たちをきちんとお嫁に出したり手放したりしようと考えているんですが、次のイベントごとのグッズの推しと交換してもらえたりしないか……なんて邪な考えが頭をよぎってなかなか手放せずにいます。割と引きがいいもんだから、すぐに交換が決まる子たちが手元にいたり、交換してもらった推し(各一に減らしたい)がいたり……。

とりあえず、舞台のランブロとかは次の公演に持ち越し、それ以外の二次元系グッズは次の大型イベントまで残しておきます。既存のグッズと交換はしない。……しないぞ。

声かけてたらビンタしてください。

 

 

今年の夏休みは大人しく生きて、次の公演に向けて徳とお金を温存したいと思います。

待ってろよ、夏組。

 

 

 

アニカフェという文化

 

アニカフェ、好きなんですよね。同じ作品を好きな人ばっかりの空間だから、人目を憚らずオタクの話ができる。最高ですね。一緒に行ってくれる友達あんまりいないんですけどね。地元のフォロワーさんがいっぱいほしい。

 

先日推しジャンルのアニカフェ収めをしてきたので、今日はその話です。

 

メニュー自体はちょっとお高いかなあと思うのですが、特典が〇〇円ごととかになってくると、いかに効率よく特典をもらうか(〇〇円の倍数に近づけるか)というところにしか焦点が当たらなくなって、気がつくと総計でとんでもない額を使ってるんですよね。コースターもほしいしね。

見た目めっちゃかわいいしクオリティ高いメニューが多いのに、味が微妙だったりするのもまあご愛嬌かな……。嗜好品の好き嫌いが激しいので食べられなかったり飲めなかったりするメニューも中にはあるんですが、今回は全部制覇したんじゃなかろうか。頼んだ後に後悔した(味が好きじゃなかった)メニューもあるけど、推しに浸れたという点でプライスレス。

あと、ハンバーガー食べるのが壊滅的にへたくそなので、もう次にどんなに推しとコラボしても食べないことを誓った。食べる才能がない。

 

回数としてはそんなに通ってないんですが、初回でグッズをごっそり買ったのと友達と合算したのもあって、コースター全種セットも貰えました。いやー、推し以外もみんなかわいい。手放せない。全種セットは保存用にして、あとは観賞したり交換したりに使ってます。今回ほんとみんなかわいかった。

今までアニメイトのポイントカードが使えてたのにスタンプカードに切り替わった辺り、何があったんだ……?とは思ったものの、コースター全部貰えるのはいいですね。一回全種セット貰うのに3万円?かかるけどな……。

 

グッズは無事に推しをコンプできました。初回の引きが神がかってた。1ジャンルに推しが4人いる上、組が分かれているという地獄のような状況なんですが、初回の購入で4人中3人まではどれも揃えることができました。……奇跡じゃん……。推し引けない芸人は返上してもいいのでは???という気持ちになりましたが、その直後のガチャで推しだけ見事に出なかったのでちょっと考え直そうと思います。なんでや。

アニカフェのグッズの唯一よくないところは天井がないというところで、ボックス買いができないので推しを引くまでに何回かかるか分からないところです。そこまで買うつもりもないんですが、自引きしたいのがオタク心というもの。自引き嬉しいよね。お金が潤沢にあるなら推しを〇〇個引くまで帰れま10とかやりたい。ないからしませんけど。

でもグッズ交換システムがあるので、結局自引きできなかった分も全部交換してもらって揃えることができました。Twitterで探すのは常套手段として、アニカフェのすごいところは店内でぐるぐる回って交換できるところ。あれ考えた人天才だと思う。

もちろん金銭が絡む取引はできませんが、双方納得した上でのグッズ交換なら、たとえ異種だって交換可能。これはすごい。最初にアニカフェ行ったときは、「なんでみんな立ち歩いてんだ……?」と思ったものですが、今思えば推しを求めて徘徊するゾンビみたいなものだったんでしょう。

あれ、最初は本当にものすごく勇気がいって、「これってじろじろ見るのは失礼なんじゃないか? 大丈夫か? なんだコイツって思われないか?」とか思ってたんですけど、みんな結構無遠慮に周りを見てるから、途中からどうでもよくなりました。以前一緒に別のアニカフェに行ったフォロワーの行動力の化身っぷりを尊敬していましたが、今回のアニカフェを通して行動力の化身になることができました。ほんとイベントのトレスペとかもね、行動力の化身じゃないと勝てませんからね。

あのお店を広げてる感じ、嫌いじゃないです。

 

結局いっちばんほしかったグッズは推しを揃えられずに通える期間が終わってしまったんですが、今回の戦果は上々です。部屋にあるテレビの前に戦利品を飾ってて、見るたびに癒されて最高です。正直テレビの前を陣取りすぎて画面が半分くらい見えませんが、推しがかわいいのでよしとします。

 

 

徐々に徐々にグッズは縮小したいなあと考えているんですが、公式からの供給がすごくて取捨選択に忙しい毎日です。お金も飾るスペースも有限だし、きっと我に返った時の虚無感って半端じゃない。

でも、推しに貢ぐ浪費って楽しい。他のところを切り詰めて、なんとか次の遠征に備えたいと思います。あわよくば、石油王の第38夫人くらいになりたい。

 

 

さよなら、GW

 

推し組の舞台のチケットを自分名義で当ててからというもの、いつ後ろから刺されるのか気が気でなりません。遠征中に神社巡りをした甲斐があった。ありがとう神様。次の遠征でお礼を言いに行きます。そしてあわよくば、次のチケットもご用意してください。

 

今となっては儚い10連休が恋しくて恋しくて仕方がありません。正直3日目の昼下がりにベッドの上に大の字に寝転がり、「飽きた」と贅沢を言っていたあの頃の自分を引っぱたいてやりたい。バカかと。休みがあるのに越したことはないんだよ。

 

みなさんはGW、いかがお過ごしでしたか?

 

アニカフェ参戦に始まったGWでしたが、それから数回通い続け、推しをコンプリートするどころか推しを複数個確保するところまでいきました。交換に応じてくださった方、交換のお声掛けをしてくださった方、「探すの協力しますよ!」と言ってくださった方々のおかげです。あと1回行くんだけどね。もう最後に食べたいもの食べて、あわよくば交換してもらえないかなあくらいの気持ちでゆるっと行きます。

次回のアニカフェは秋~冬ごろなんだろうなあ。最推しとその旦那が一緒にメインとして来る予定なので、そのころまでお財布の紐を固く締めておこうと思います。

 

 

GWの後半は東京遠征に出かけていました。メインは舞台とイベントサークル参加です。

 

初日は始発の飛行機に乗った後、荷物を置いていつものメンバーと中華街へ。わたし以外みんな関東のフォロワーなのに、割と頻繁に会ってるような気がします。わたしのフットワークが軽すぎるのが諸悪の根源(?)です。

お腹いっぱい中華食べて、赤レンガ倉庫でビール飲んで休日を満喫した後、そのうちの一人に推し舞台を布教しながら観劇へ。あとからその子は物販についてきてくれました。ずぶずぶと沼に沈めていこうと思います。

最近の舞台の物販の引きが神がかっているのですが、まぁ推しは出ない。推しは出ないのに、ほんとに人気のキャラはたくさん出てくる。開封するときに最早苦笑いをするしかないレベルで推しが引けないので、推し引けない芸人の名は返上できません。アニカフェだと来てくれるのになあ。ランブロは本当に来てくれません。

交換はあっさり見つかるので、さくっと推しを確保して観劇へ。舞台の感想は一言で言うと、はっきり言って最高でした。今までで一番腹を抱えて笑ったし、一番涙が止まりませんでした。そして推しはサイドメンバーだったんですが、まぁ自由すぎて面白かったし可愛かった。出てくるたびに他のメンバーと面白い絡み方をするので、円盤が出たら一挙手一投足を見逃さないよう食い入るように見つめたいと思います。Blu-ray予約したよ。

夜にフォロワーに電話して、1時間半くらい何がどれだけやばかったかをぼかしながら(観劇予定がある人なので)語り続け、たくさん話を聞いてもらいました。いつもありがとう、一生大事にします(?)

マジでほんと、よかった。推し組も期待します。

 

2日目はサークル参加だったんですが、プチもあるということで人が多くて賑やかなイベントでした。いろんな人とお話させてもらって、大好きな作家さんにお手紙を渡して好きですって伝えて、大満足のイベントでした。前にも書いた通りもうサークル参加をするつもりはありませんが、最後のイベントがこの日でよかったなあと思います。

夕方からのアフターの前に、一人でさくっとチケット祈願へ。一回行ったことある場所なのに、一人だと迷子になりました。東京って怖い。

人生初のパセラでのアフターは、思っていた以上に大人数で、こんなにも大人数のアフターに行ったのが初めてだったもので、変なこと言わなかったかなあと今更心配です。

いっぱいご飯食べたり、大画面でOVA見たり、推しエピソードを再生したりと、めちゃくちゃ充実した時間でした……。好きなものを誰かと共有できるのってこんなに楽しいことなのかと改めて思い知らされました。ここまで大人数じゃなくてもいいから、好きなことを好きなだけ話せる相手や時間があるっていいなあ。

 

3日目はもう一社チケット祈願へ。それからだらだらと散歩して、推しyoutuberがオススメしてた美容液とかマスクを買ったり、柴犬柄の(重要)練り香水買ったり、オタクらしい店をぐるぐるしたりしました。無計画に歩き回るのって楽しい。

夜はフォロワーとラーメンを食べに行きました。4年ぶり?くらいに会うのにまあ話が尽きない。ご飯を食べながら人と話すのって楽しい。それに付き合ってくれる人がいるのって幸せなことだな、と思いながら、年上ぶってラーメンを奢りました。

 

最終日は東京タワー付近から六本木を目指そうとして迷子になり、諦めてメトロに乗って待ち合わせへ。同じ舞台が好きなフォロワーとランチに行きました。実はブランチくらいの時間につけ麺を食べてしまっていたということは内緒です。ランチっつっても3時くらいだったし、このあと飛行機に乗るからオールオッケー、と思って食べちゃったんでしょうね。つけ麺、おいしいからね。

3時間くらいひたすらに語り明かして、最終的にはお互いの最推し公演を思って語彙力が死に、結局強く生きようという結論に至って別れました。次の日に舞台の詳細が出てフォロワーは死んだし、わたしは一週間後くらいのガチャの告知で死にました。

結果としてお互いに舞台のチケットは確保したし、わたしは無事に推し組のイベントも走り切ったので、次は舞台を観劇してから語り明かそうという話になっています。その日まで生きていきたい。

 

 

次の遠征まであと2か月。質素倹約節制生活を合言葉に、推し事に励みます。

 

創作って楽しい

 

大体どんなランダムを買っても推しはほぼほぼ引けないのですが、人気キャラを安定して引くことに定評のあるしばしばまるです。こんばんは。

たまに推しがデレて大量に出てくれるのですが、そんなに偏って来てくれなくてもいいんだよ……って気分になる。嬉しいんですけどね。5個中3個のときは「どうした?」って思わざるを得ないんですが、来てくれないより遥かにマシです。

 

 

今回は二次創作の話です。

文字を書くタイプのオタクなので、インターネット文字書きマンを経て、この2年間で何冊か本を出しました。10冊くらい出したかもしれません。思った以上に手に取ってもらえて、好きだって言ってもらえて、それはそれは嬉しかった。見ず知らずの人が好きだって言ってくれるのも、仲のいい人が好きだって言ってくれるのも、同じくらい嬉しくて、その反応のために書いていた節もあるかもしれません。評価ってすごく大事で、モチベーションを保つために必要不可欠な要素だと思います。

言葉ってすごいよね。遠くの人に、たくさんエネルギーを分けてあげられるんだぜ。わたしは手紙になると途端に口下手になるタイプなので滅多にお手紙など書けませんでしたが、尊敬してる絵描きさんも文字書きさんもたくさんいるし、たくさん仲良くしてくれて本当に幸せだなと思っています。

 

でもこの間、最後の本を出して、同人活動をお休みすることにしました。理由はいくつかあるけれど、一番の理由は、書くのを急かされたくないからです。

本を出すには締め切りが必ず付きまといます。お利口さん入稿しかしたことないですが、余裕をもって日程を組んでも結局最後は自分の首を絞めながら書くことになります。それを楽しめる人も、楽しめなくても最終的には「また本出そう」と思える人もいるだろうけど、わたしにはもう無理でした。だって好きに書きたい。ページ数と予算とにらめっこしながら話を練りたくない。そもそも地方民であるわたしは、遠征費だってバカになりません。楽しいからこそ足を踏み入れたけど、その楽しさを維持するためのいろんなものが少しずつ足りなくなっていって、いよいよ本を出すのをやめることにしました。

締め切りに追われることがなくなった瞬間のストレスフリーっぷりたるや、自分でもびっくりするほどでした。マジで。こんなにもゆるやかに時間って流れるもんだっけ、なんてことまで思いました。心に余裕が出てくると、好きな話を好きなように書きたいと思うものです。あれも書きたい、これも書きたいなんていっぱいアイデアは浮かぶけど、でも本は出したくない。創作活動は大好きなのに、締め切りって難儀ですね。

 

創作って楽しい。でも、自分のペースでゆるりとやれる創作が、きっと一番楽しい。

 

 

 

真面目なこと書いてたらふざけたくなったので、次は語彙力を溶かした遠征の話でもしますね。

どこからがグッズ厨と呼ばれるオタクになるのか

 

オタクには一定の確率で収集癖があります。というか、収集癖のある人間がオタクになると言っても過言ではありません。いや過言かもしれないけど。でも大体のオタクは何かしらを集めているような気がします。推しジャンルのグッズ然り、化粧品でも服でも、なんでも。

 

かくいうわたしもその一人です。推しのグッズは欲しいし、絵柄によっては推しじゃないグッズもほしい。今は割と旬と呼ばれるところに身を置いているだけあって、供給もすごい。Twitterを見れば交換譲渡ツイが溢れてるし、正直推しのレート(という文化は理解しているけどちょっとさみしい)はそこまで高くないわたしにとって、ネット上やトレスペでの交換はあっさり決まります。

 

必然的にたくさん推しは集まっていくけれど、家に持ち帰ってどうするかと言われれば、特に痛バを作るわけでも祭壇を作るわけでもなく。少しだけ飾ったり、ファイリングしたり、大事に扱ってはいるものの持て余している状況です。グッズを集めてない人からしたら、多分「じゃあなんで買ったんだ」と思われるかもしれませんが、時には買わないという選択肢がないこともあるんです。

 

最近では、少しずつグッズの取捨選択ができるようになりました。この絵柄は持っているからいらない、このタイプのグッズは持て余してしまうからいらない。でもブロマイドはほしい。本当にほしいものにだけお金をつぎ込んで、それ以外のものは我慢をするということをようやくこの年にして覚えました。前は割と手当たり次第買ってたもんで、この感覚を身に着けるまでに相当な時間がかかりました。遅いんだよなぁ。でも本当に欲しいものっていうのが(一時的に)多すぎて大変なことになるので、そこからさらに取捨選択しています。熱しやすく冷めやすいタイプのオタクなので、ちょっと自制しないととんでもないことになってしまう。

 

ネットを見れば、推しキャラを確実に手に入れたくてbox買いをする人がたくさんいます。資金があるのならそれは有効な手段だし、同じboxに推しがたくさんいるのなら、正直box買いした方が交換を探す手間等もひっくるめると安いもんです。わたしもごくたまにbox買いをしますが、基本的に推し以外は交換か譲渡にかけます。お金って無限じゃないものね。頑張って社会人してはいるものの、使えるお金には限りがあるっていう現実はきちんと見なきゃいけない。

100boxして交換譲渡探しますって人を見ると、強いオタクだなぁと思う。買うこと自体は悪いことじゃないし、お金があるならするのは自由だと思うけど、でもそのお金ってどこから出てくるんだろう。貯金を切り崩してると聞いたけど、そんなにほいほい使える貯金があるもんなのか? 高給取りか? わたしも高給取りになるか不労所得がほしい。本気でほしい。

 

痛バとか、祭壇とか、同じグッズをたくさん集めて推しへの愛を表現してる人のことをグッズ厨と呼んだりしますが、各一(ものによってはもうちょっと)のわたしはどうなんだろうと考えることがあります。グッズに興味がない人にとっては十分グッズ厨だろうけど、上を見ればキリがない。ものすごい勢いで推しを集めている人を見かけると、すごいなあと思うことも多々あります。自分はしてないつもりだけど、でもこれも、見る人から見たら「グッズに金かけすぎ」ってなるんだろうな。

痛バを作ったら後戻りできないような気がしてるんですが、一個くらい作ってみたい気持ちもすごくあります。同じ缶バッジを大量につけるタイプはきれいだけどそこまで同じものを集めるバイタリティもないので、サコッシュタイプとかに数個つける形になるか……。いつかもし作ったら、またブログに書きたいと思います。

 

最近は物欲を抑えるため、開封系の動画を漁っています。これがすごい。手当たり次第にグッズを買いたい欲は減るけど、おすすめされてるものが無性に欲しくなる。あまりにもぶっ飛んでる量を買ってる人を見ると冷静になれるので、なるべくそちらを見るようにしています。毎日動画更新してる人って(事務所のバックアップがあるとはいえ)どんだけ金使ってるんだろうな。地方住みなのでコラボ系は限界があるんですが、軽率に遠征してるyoutuberとか見ちゃうと「ひょっとして許されるのでは?」という気になってしまう。

元々フットワークが軽いオタクなので、軽率にフォロワーに会いに遠征したり、イベントや舞台に出かけたりしていました。それは今でも変わっていませんが、家庭環境もあって、少しずつ減らす努力をしています。でも、推し舞台が立て続けに公開されている今、そこにだけは全力で愛を注ごうと思っています。メリハリ大事。

 

推しにお金を落としたい。可愛い推しをもっと見たい。グッズ系にお金を落とすのはこの二つが大きな理由です。コンテンツってお金がないと終わっちゃうんだよ、という現実を近頃目の当たりにしたこともあって、愛は注げるときに注いどかないと後悔するということを学びました。もちろん個人に限界はあるからゆるっとやりたいけれど、できる限りは愛していきたい。

 

 

でもソシャゲの課金はほどほどにしようね、わたし。推し組のイベント終わったら休憩したい気持ちでいっぱいです。